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町政報告(令和6年6月)

印刷用ページを表示する 更新日:2024年7月22日更新

​(はじめに)

皆様、こんにちは
6月議会が終わりましたので、美咲町政についてご報告いたします。

(20周年と三大プロジェクト)
美咲町は令和7年3月22日に合併20周年を迎えます。今年度は、本町がまさに新たなステージに向け飛躍するための土台づくりをする最終年度であり、非常に重要な年度となります。
現在、町史に残るであろう「まちづくりの骨格」となる「三大プロジェクト」に取り組んでおり、今年度末にはそのすべてが完成する予定です。
旭地域では、昨年の旭学園の開校に続き、廃校となった旭小学校を活用し、住民生活に必要な機能を集約した複合施設を整備しており、今年末の完成を目指しています。
柵原地域では、今年4月に2校の小学校と1校の中学校を統合して柵原学園を開校しました。
児童館や交流ホールを併設しており、「学校を核としたまちづくり」の拠点としてご利用いただきたいと思います。
中央地域では、多世代交流拠点施設(愛称:みさキラリ)を整備しており、5月にはその一角に物産センターがリニューアルオープンしました。以前に比べ連日大変多くの方に来場いただいていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
6月3日には生涯学習センター1階に美咲町社会福祉協議会事務局が入居し、2階では中央保健センターが業務を開始しました。
図書館や公民館機能については、6月30日に業務を開始します。1階には図書スペースや読書スペースを置く中央図書館を設置し、2階には中央公民館として120人収容できる多目的スペースをはじめ、調理実習室、工作室、視聴覚室、地域交流スペースなどがあります。公民館の予約の受け付けも始まりました。
7月1日には、生涯学習センターの完成を祝い、オープニングセレモニーを開催します。
現在、旧美咲町物産センターと旧美咲町保健センターを解体しており、撤去出来次第、早急に行政棟、新庁舎の建設に取りかかり、今年度末の完成を目指します。
こうしたまちの骨格づくりに加え、住民と行政がともに「ひとの力」を合わせてまちの飛躍につなげていく「共創」が、今こそ必要なときです。
地域づくりや健康づくりで住民の皆さんが主体的に活動する小規模多機能自治や通いの場の拡大、「子どもの笑顔はみんなの幸せ」を合言葉に、地域ぐるみで子どもの成長を支えるまちづくり、防災・減災、将来を見すえた公共施設の再編といった行政改革など、いずれもまちの将来を左右する取り組みであり、令和7年春の合併20周年に向けて、確実に歩んでまいりましょう。

(消滅可能性自治体からの脱却)
次に、消滅可能性自治体からの脱却についてです。日本郵政社長の増田寛也氏ら有識者による「人口戦略会議」が、国立社会保障・人口問題研究所の推計値をもとに、20代から30代の女性の数「若年女性人口」の減少率を分析したところ、10年前の調査では「消滅可能性自治体」だった美咲町は、今回の調査ではかろうじて「消滅可能性自治体」から脱却しました。
本町は、以前から子育て支援策に力を入れており、現在、「こどもの笑顔は みんなの幸せ」を合言葉に地域ぐるみで子どもの成長を支えるまちづくりや、義務教育学校の建設など教育環境の充実に取り組んでおり、男性の家事・育児への参加も呼びかけています。
また、移住フェアへの積極的な参加や、移住関連補助金の創設など移住・定住施策にも力を入れており、こうした施策の効果などが徐々に結果として表れてきたのではないかと考えています。
2月のNHK全国放送ニュースで美咲町の将来を見すえた「賢く収縮するまちづくり」が取り上げられました。今回、「消滅可能性自治体」のリストから外れたのは、こうした美咲町の取り組みが功を奏したのではと、多くのマスコミから取材がありました。
全国的に多くの団体が「消滅可能性自治体」から脱却した中、テレビの全国放送ニュースやワイドショーで美咲町が大きく取り上げられたことは、町のPR効果としても大きな成果があったと認識しています。
将来世代に負担を残さず、持続可能なまちづくりを進めていることが評価され、今回の結果つながったのであればうれしく思います。これからも町民の皆様や議会の皆様と一緒になって、まちづくりを進めてまいりたいと思います。

(こども・子育て支援)
次に、こども・子育て支援についてです。
今年1月、美咲ももたろうクラブと「みさキッズ応援自動販売機設置推進に関する協定」を締結し、第1号となる自動販売機をみさキッズパークに設置しました。
美咲ももたろうクラブや飲料水メーカー・ダイドーのご協力で、子育てへ支援を呼びかけるラッピングを施した自動販売機で、売り上げの一部がまちの子育て施策の財源になるほか、美咲町が地域を挙げて子育てするまち、子どもの育ちを応援するまちであるというPRにつながればと期待しています。
今年も既に真夏日を観測し、この夏も記録的な猛暑が予想されています。
みさキッズパークをご利用されるときは、水分補給を十分行うなど熱中症対策をしっかり行ってください。新設の自動販売機を水分補給にご利用いただくとともに、子育て支援へのご協力をよろしくお願いします。
次に、ベビーファースト宣言をした中部高原3市町連携事業の取り組みについてです。高梁市、吉備中央町と「ごろんアートフォトコンテスト」を7月から実施します。
「ごろんアート」とは、床を飾りつけ、そこに子どもがごろんと寝っ転がるなどした仕草を、一つのアート作品としてとらえるものです。3市町の子育て世帯に子どもを撮影してもらい、子どもへの愛情や思い出を育みつつ子育ての楽しさを感じてもらうことを目的としています。また、撮影した作品をフォトコンテストで募集し、広く内外に発信することで、3市町での子育ての魅力も感じてもらいたいと考えています。
応募の受け付けは7月中旬頃から9月末を予定していますので、多くの方の応募をお待ちしています。

(学校教育)
次に、学校教育についてです。
義務教育学校「柵原学園」は4月に開校
し、5月19日に開校記念式典を開催しました。
式典には開校準備委員会や3小中学校の閉校準備委員会の皆さん、土地を提供していただいた地権者、柵原学園開校に賛同してご寄附くださいました方々をはじめ、地元自治会長、各種団体代表ら500人を超える方々にご出席いただきました。
式典では、前期・中期・後期ステージそれぞれの代表の子どもたちが、抱負を述べました。
特に後期ステージの生徒が、「柵原学園の開校に携わっていただいた多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、学園生活を楽しみたい。」と述べた言葉に胸が熱くなりました。
参加した自治会長らからも「とても感動した。みんなで柵原学園を盛り上げていかんといけんなあ」という感想を聞かせてもらいました。
すでに柵原学園では7月に県議会文教委員会の視察が予定されており、年間90件の視察・訪問があった旭学園と同様に大きな注目を集めています。
また、柵原学園の開校を記念し、7月6日に小・中学生を対象としたトライフープ岡山バスケット教室を開催します。詳しくはみさき共創室へおたずねください。
旭学園は、開校2年目を迎えました。今年10月には第73回全国へき地教育研究大会の分科会会場として全国から100人ほどの教員が訪れることになっています。
中央地域は、加美小、美咲中央小、中央中が同じ学校教育目標のもと、旭学園、柵原学園と同様に、小中一貫教育校に指定しています。変化の激しい社会を生き抜く力を身につけ、美咲町の未来を担う人材を9年間による確実な積み上げによって育成しています。
それぞれの学校で地域の特色を生かした学習を実践しており、まちづくりの核となるよう地域との連携強化に取り組んでいます。

(卓球大会)
昨年、旭学園の開校を記念して開催された「あさひ・みやすみ卓球大会」の第3回大会が6月9日に開催されました。下は5歳のお子さんから上は82歳の高齢の方まで、町内外から延べ 132人が参加され大いに盛り上がりました。
また、Tリーグ岡山リベッツの白神監督による卓球教室も開催され、プロチームの監督から直接指導を受けた子どもたちには、とってもいい経験になったことと思います。
今回の卓球大会は、旭学園の開校を機に、子どもたちのため、学校のため何ができるか住民主体で考え実施された大会で、まさしく「学校を核にしたまちづくり」であります。
子どもたちの笑顔のために、ひいてはそれが町民全体の元気のために、こうした住民主体の取組が全町に広がってほしいと願っています。

(小規模多機能自治)
次に、小規模多機能自治についてです。小規模多機能自治とは、地域課題に対して「自ら考え、決定し、実行する」、地域自主運営組織づくりに向けた取組です。
小規模多機能自治組織の認定第1号となった倭文西まちづくり協議会が、国土交通省と関係団体が共催する令和5年度「地域づくり表彰」で「国土計画協会会長賞」を受賞されました。地域の生活課題の解決に向けて、若者や高齢者ら、多様な地域住民が積極的に参加した取り組みが、国レベルで評価されました。
倭文西まちづくり協議会は「自分たちができることは自分たちで」をモットーに、できるだけ楽しみながら「にぎやかな過疎」を目指して活動しておられます。
現在、加美まちづくり協議会、打穴協働のまちづくり協議会、大垪和多機能自治協議会、江与味自治会、北和気地区コミュニティ推進協議会、飯岡地区コミュニティ推進協議会が、住民アンケートを参考に、小規模多機能自治移行への準備を着実に進めています。
各協議会の主な活動としては、加美まちづくり協議会が4年ぶりに加美ふれあいまつりを開催し、打穴協働のまちづくり協議会は、「やってみんかい「打穴“」のスローガンで、刈払い機講習会や長寿お祝い会などを実施しています。
こうした活動を通じ、打穴協働のまちづくり協議会、大垪和多機能自治協議会から町に「地域みらい計画書」が提出されています。
江与味自治会も夏まつりや多世代交流運動会が復活、スマホ塾の開催など、地域住民の交流が活発に行われています。
柵原地域の北和気地区コミュニティ推進協議会や飯岡地区コミュニティ推進協議会では、話し合いを毎月開催しています。こちらも納涼祭や月の輪まつりをはじめ、その他のイベントを再開させるなど活動を行いながら、地域みらい計画書づくりに取り組んでおられます。
吉岡コミュニティ推進協議会はアンケート委員会立ち上げの準備を進めており、柵原本庁地区活性化協議会はアンケートに向け役員で話し合いが進められています。南和気コミュニティ協議会は小規模多機能自治の説明会を複数回開催しています。
引き続き、その他のまちづくり協議会においても、小規模多機能自治に取り組んでいただけるよう伴走し、それぞれの取り組みが活性化されるよう、横の連携についても働きかけてまいります。

(空き家対策)
次に、空き家対策についてです。昨年11月から12月にかけて実態調査を実施し、町内の大型倉庫や店舗を含めた全建物数は18,329件で、そのうち1,777件が空き家等となっており、率にして9.6%という結果でした。
この結果をもとに、空き家等登記名義人または土地名義人に対してアンケートを実施しました。現在、アンケート結果の分析を進め、対策計画の見直しとアンケートを通じて困りごとの声が上がった所有者にアプローチしています。
空き家バンクについても、昨年12月に全国版空き家バンクホームページに掲載したところ、相談件数が徐々に増加し、今年度になってから毎月50件以上の問い合わせや10件以上の内見予約が入っています。昨年までの月平均と比較すると、3倍増となっています。
町は今年度、空き家を改修して賃貸住宅を整備する新たな施策に取り組むこととしています。移住者への住宅確保の観点と併せて、空き家活用のモデルケースとして位置づけています。
こうした事業も踏まえ、今後、空き家などの取り扱いについて、地域の皆さんと一緒になって検討していくことに加え、各専門家との連携も図り、個別の相談にもワンストップで対応できる体制づくりを目指します。

(行財政改革)
町の行財政改革大綱「美咲町経営マネジメント指針 賢く収縮するまちづくり」の推進のため、令和5年度も町民や専門分野の有識者で構成する行財政改革審議会を5回開催していただき、4月8日に審議内容を取りまとめた意見書をいただきました。
厳しい財政状況の中、大規模プロジェクトを進めながら、未来に過度な負担を残さず、持続可能なまちづくりを行うために、行財政改革の推進は不可欠です。今後も公共施設などの縮減・再配置など、住民の生活を守るという視点を盛り込みながら、進めていく必要があります。
5月30日、全国の学者、首長、議員らでつくる日本自治創造学会の「個性と魅力有る自治体づくりに挑戦する」と題した研究大会で、行政関係者では私一人が機会を与えていただき「賢く収縮するまちづくり」と題して講演しました。
「収縮」という言葉にはマイナスのイメージがありますが、今回の講演で多くの方から賛同の声や、講演、視察、取材の依頼をいただいたことに、意を強くしたところです。
将来を見すえて賢く収縮するまちづくりは、決してネガティブな方針ではなく、未来に向けての足場固めです。行革により新しく生み出したヒト、カネ、モノといったリソースを未来への投資として、課題解決に重点的に充てていく試みです。

(ふるさと納税)
次に、ふるさと納税についてです。
ふるさと納税は、町の収入増を図るうえで、貴重な財源です。昨年度の寄附額は、1億円を超えたものの、微増にとどまっており、引き続き、返礼品の発掘・見直しやPRなどに努めてまいります。町民の皆さんにおかれましても、町外にお住まいのご親戚やお知り合いの方へ、ふるさと納税へのお声がけをしてくだされば幸いです。
この4月には9年がかりの大規模プロジェクトである柵原学園が開校しました。引き続き、返礼品はありませんが、美咲町の方もご寄附いただける「ふるさとの学校等応援寄附金」の募集も行っています。
中央地域と旭地域の多世代交流拠点施設の整備も進んでいます。企業版ふるさと納税も含め、町民の皆さんや企業の方のご寄附をどうぞよろしくお願いします。

(連携協定)
次に、連携協定についてです。
6月13日、岡山県立大学と連携協定を締結しました。令和4年度から大垪和地域の活性化を目的に、地域と連携して活動している県立大の活動の幅を広げようと、両者の思いが一致したことから今回の締結に至りました。
大学生や教員には美咲町を研究や社会貢献の場として使っていただき、美咲町にとっては大学が持つ保健福祉、情報工学、デザインといった専門性をまちづくりに生かしていきたいと考えています。
6月28日には、日本生命と連携協定を結びます。生命保険会社との包括連携協定は住友生命に続いて2社目です。
生命保険会社がこれまで培ってこられた子育て、疾病予防、高齢者の介護、生きがい増進などの分野で手を取り合い、福祉の向上や地域活性化につながればと期待しています。
先般締結した天満屋グループとの包括連携協定に基づき、6月18日から30日まで、天満屋岡山店地下1階で美咲町の物産を一堂に集めた美咲フェアが開かれています。岡山へ行くことがありましたら、ぜひお立ち寄りください。

(DX:窓口サービス改革事業)
窓口サービス改革については、DX推進計画を策定し、その中で6年度末の新庁舎への移転に合わせ、「窓口サービス改革」に取り組んでいます。
この事業の財源確保のため、国のデジタル田園都市国家構想交付金事業に手を挙げていたところ、総事業費約6800万円のうち約3400万円の採択をいただきました。
3つの窓口サービスに取り組むもので、まず「簡単窓口サービス」としてマイナンバーカードなどを活用した書かない窓口と、キャッシュレス決済を導入します。
「いつでも・どこでも窓口サービス」では、パソコンやスマートフォンなどから、いつでもどこでも申請できる行政手続きのオンライン化を進めます。「迷わない案内窓口サービス」では、案内表示などのデジタルサイネージの設置や、いつでも問い合わせが可能なAIチャットボットの導入を予定しています。
新しい庁舎とともに、新たなサービスで住民の皆様がより便利に、早く手続きできるよう努めてまいります。

(電子図書館)
7月1日から電子図書館を開館します。電子図書館で借りられる電子書籍は、紙で発行されている本を電子データ化したもので、スマホやタブレット、パソコンなどを使って読むことができます。
電子図書館のメリットとしては、図書館まで行く交通手段のない人は自宅などどこでも借りたり返したりすることができ、また借りに行く時間のない人はいつでも好きな時に借りることができます。また、文字を拡大してみることも可能となります。
電子書籍を読むためにはパスワードとIDが必要となります。詳しくは、7月1日からリニューアルする美咲町立図書館ホームページをご覧いただくか、中央・旭・柵原それぞれの図書館へおたずねください。

(高齢者施設の改修)
次に、高齢者施設の改修についてです。
旭地域の老人福祉センターあさひが丘は、外壁の塗り直し、屋根の吹き替え、浴槽のリニューアルなどを行い、利用者の利便性と安全性を高めるとともに、電気代や維持管理費の節減につなげていきます。令和7年3月末の完成を目指しています。
特別養護老人ホーム吉井川荘は、空調、LEⅮの工事とナースコール、見守りセンサーの設置が終わりました。見守りセンサーにより、入所者の心拍や呼吸低下がわかり、緊急時には職員に通知されるようになりました。
これからも高齢者が安全に生活できる介護拠点として運営してまいります。

(がん患者支援)
次に、アピアランス助成事業についてです。
がん患者とがん経験者のがん治療に伴う心理的・財政的負担を軽減するとともに、社会参加を促進するため、現在、他の市町村に先駆けて実施しているウィッグ購入費の一部助成事業を大幅に見直し、助成する対象用具の拡大と、町からの助成金額を増額しました。
まず、全頭用医療用ウィッグに限っていた助成対象用具を、医療用に限らないウィッグ、装着用ネット、毛付き帽子に拡大するとともに、補整パッド、補整下着、専用入浴着、弾性着衣、補整用人工物も助成対象とします。
また、助成対象経費の2分の1としている助成金額の上限額を、3万円から5万円に引き上げます。
今後も、がん患者の気持ちに寄り添い、地域にでその人らしく安心して暮らせるまちづくりを進めていきます。

(低所得者支援及び定額減税補足給付金)
次に、低所得者支援及び定額減税補足給付金についてです。
国のデフレ完全脱却のための総合経済対策で物価高への支援として、定額減税に併せて各種給付措置である「低所得者支援及び定額減税補足給付金」を支給します。
定額減税では対応しきれないと見込まれる方へ、調整給付として給付金を支給するものです。
また、令和6年度で新たに個人住民税が均等割りのみ、もしくは非課税となる世帯を対象に10万円の給付金を支給し、当該世帯において扶養されている18歳以下の児童1人あたり5万円の給付金を支給する「価格高騰緊急支援事業給付事業」も実施します。
準備ができ次第、対象の方へ確認書を送り、役場に確認書の返送をしていただいた世帯から順次支給します。

(生活応援商品券)
次に生活応援商品券についてです。令和6年1月に生活応援商品券として全世帯に配布した1人あたり3千円分の久米郡商工会商品券「かけはし」は、使用期限が7月31日までとなっていますので、ご注意ください。
(ブドウの初出荷)
6月10日、美咲ブドウセンターでブドウ(ハウスピオーネ)の初出荷式がありました。
昨年度、津山地域のブドウの販売額が初めて10億円を突破し、そのうち約5億円が美咲町産で、津山地域では最も多くなっています。
ブドウは町のふるさと納税の返礼品としても大変人気があります。令和6年度の販売がいよいよスタートし、今シーズンも豊作で飛躍の年になることを期待しています。

(みさき秋まつり)
次にみさき秋まつりについてです。コロナ前まで「産業祭・ぽっぽまつり」として柵原ふれいあい鉱山公園で行われていたまつりを、今年度から新たに「みさき秋まつり」として11月10日に「柵原学園」のグラウンドで行うことが、各種団体などでつくる実行委員会で決定されました。
柵原学園は地域の方との交流ゾーンを設け、「学校を核とした地域づくり」の拠点として位置づけています。今回のイベントが地域の皆様に柵原学園について知っていただき、今後活用するきっかけになればと思っています。
町内の特産品をはじめ、地域で生産された農産物の収穫をお祝いするとともに、地元企業の参加や地域からの参加・出店を通じて、ふるさとの誇りや地域の絆を深めるために実施されるものです。特に、子どもたちにも参加を呼びかけ、地域の一員として活躍の場を提供するとともに、郷土愛につなげるイベントになればと期待しています。
今後、イベント部会でステージやイベント内容を検討していただくことになっています。

(防 災)
防災につきましては、防災の日の9月1日に併せて町内一斉の防災訓練を実施します。今年度は地域と役場との連携強化をテーマとし、地域が行う防災訓練に職員が備蓄品の輸送を想定した訓練と役場が行う避難所設営訓練に住民の方にも参加していただくことを考えています。
全職員を挙げて対応し、町民の安全を守りたいと考えていますが、災害時には、自助、共助、公助の連携が必要であり、やはり地域の自主防災組織の協力が欠かせません。防災訓練には、自主防災組織の参加を呼びかけていますので、よろしくお願いします。

(終わりに)
町民みなさまにおかれましては、大雨による災害、熱中症など暑さ対策には十分御留意をいただき、これから暑さが本格化する夏を元気に乗り切っていただきたいと思います。
以上、諸般の御報告とさせていただきます。ありがとうございました。


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