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令和3年2月臨時議会 町長閉会あいさつ

印刷用ページを表示する 更新日:2021年2月1日更新

 町長あいさつ

令和3年2月臨時会 青野町長閉会挨拶

(令和2年2月1日)

 

(お礼)

臨時会の閉会に際し、ご挨拶申し上げます。
議員の皆様には、上程いたしました諸議案に対し慎重御審議いただき、全議案に適切、妥当なる御議決を賜りましたことに深く感謝申し上げます。
町政を前に進めるべく、議決いただいた内容を迅速に執行しますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

(コロナ)

先ほどご議決いただいた、新型コロナウイルスワクチンの接種についてですが、現在、国において大枠は決まりつつあるものの、詳細は国と県において検討中であり、まずファイザー製のワクチンをマイナス75度で保存できるフリーザーの調達について調整するなど、医療従事者から順次、優先順位に従い、希望者の方が接種できる体制の準備を進めています。

 

(一部事務組合)

また、一部事務組合である岡山県市町村税整理組合からの脱退については、平成29年7月に徴収対策室を設置し、また、岡山県滞納整理推進機構にも町職員を派遣してノウハウを学ばせた結果、町独自でも滞納整理を進める体制が整ったと判断したものです。行財政改革の一環として一部事務組合の負担金支払いの軽減のため、同組合構成自治体に対して、令和5年3月31日付の脱退を予告通知いたします。
今後は、徴収対策室を中心に滞納債権の徴収を進め、すでに納税などをされた方々との不公平の是正に努めます。

 

(美咲町多世代交流拠点整備事業)

役場本庁舎を含めた「(仮称)美咲町多世代交流拠点整備事業」については、本年度、基本構想及び基本計画の策定を行うこととしております。本事業につきましては、「美咲みらいデザイン検討委員会」において協議された内容について、随時、議会全員協議会などで進捗状況や方向性の報告・説明をさせていただいております。
この度、3月定例会に向けて、町史に残る重要事項について、町長として大きな決断をしました。議会全員協議会でも申し上げましたが、改めてご報告いたしますので、どうぞお聴き取りください。

皆様よくご承知のとおり、庁舎建設は、通常、国からの支援はなく、すべて町の負担となります。そのため、事業の財源としては、合併特例債を充てるしかありません。合併特例債の借入期限である令和6年度末までにすべての事業を完了するためには、令和6年4月の新庁舎開庁を目指して建設を進めることになりますので、残された期間はあと3年間しかありません。
整備スケジュールは、設計から建設、除却に至る整備計画全体の中で、相当の創意工夫と無駄のない工程監理が必要で、時間的余裕は全くなく、令和3年度からすぐ予算を立て、事業に取り掛からなくてはなりません。

役場本庁舎を含む拠点整備の位置をどこにするかについては、町民の方々が関心を寄せられているところですが、事業費の算定やスケジュールなどの整備計画においても大きな影響があります。事業を進めたくても、まずは位置を決定しないと、測量や基本設計等の予算を新年度に立てることができません。

位置については、熟慮に熟慮を重ねました。昨年からのパブリックコメントやアンケートによる住民の方々からのご意見、美咲みらいデザイン検討委員会での検討結果を十分にお聞きし、決断しましたのでご報告いたします。
「町民の利便性」・「防災拠点と安全性」・「経済性」・「実現性」・「まちづくりの整合性」などの視点を総合的に勘案した結果、役場本庁舎を含む拠点整備の位置を、「中央運動公園付近の町有地」といたします。

もちろん、複合施設の中身の機能をどうするか、町の賑わいづくり、多世代交流をどのように進めていくかなどについては、まだまだ議論の余地はあります。今後、美咲みらいデザイン検討委員会、住民説明会やワークショップ等を通じて大いに話し合い、施設の機能が最大限に発揮されるよう検討したいと考えております。
今回は、令和6年度末までにすべての事業を完了するために、今年度末までに決めておかなければならない最低限のこと、「位置」と「総事業費」について、議会にお諮りしたいと考えております。

以上から、3月定例会において、「美咲町役場の位置を定める条例の一部改正案」とともに、「美咲町多世代交流拠点整備事業の総事業費20億円の債務負担行為の予算案」を上程させていただく予定としています。
位置を定める条例は、地方自治法第4条に定められており、事務所の位置は住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係を考慮し条例で定めることとしており、その改正には議会の三分の二以上の同意が要件となっております。
債務負担行為は、建設事業全体の経費を町民の方々に明らかにするとともに、年度をまたいだ契約を可能にすることによってスムーズに工程を進めることを目的として設定するものです。また、20億円という数字は、本町の財政力を考慮した結果、他の自治体庁舎や複合施設と比べて極限まで低くしていますが、将来の負担をできるだけ抑えるため、この範囲内でやりきるという決意表明でもあります。

私は、令和3年度は、美咲町20周年に向けて、まちづくりの骨格を作り始める年だと認識しています。
旭地域における義務教育学校及び総合支所を含めた複合施設、柵原地域の地域づくりの拠点ともなる義務教育学校、そして中央地域の役場本庁舎を含む拠点整備、この3つの大規模プロジェクトは、美咲町の将来を担う子どもたちの世代のために不可欠な事業です。
この機を逃すと未来永劫不可能だという思いで、私は、3地域の大規模プロジェクトを「不退転の覚悟」で挑ませていただく所存であります。

3月定例会に向けてこれだけ大きな決断をしたのも、4月には町議会議員選挙が執行されることから、現職議員の皆様から、役場本庁舎を含む拠点整備に関する重要案件についてご判断を頂ける、最初で最後の機会であるということも理由の一つです。議員の皆様におかれましては、「美咲町の未来を切り開く歴史的一歩」を議会と執行部でともに刻みたい、という思いをどうかお汲み取りいただき、並々ならぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

(最後に)

以上、閉会にあたりましてのご挨拶と、3月定例会に向けた私の考えについて述べさせていただきました。
結びになりますが、まだまだ寒い日が続きます。議員の皆様におかれましては、休会中もどうぞ健康にご留意され、ますますご活躍いただきますようご祈念を申し上げます。


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