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町政報告(令和4年10月)

印刷用ページを表示する 更新日:2022年10月26日更新

 令和4年9月定例会 町長報告

(はじめに)
 皆様、こんにちは。9月定例美咲町議会が閉会しましたので、美咲町政についてご報告申し上げます。

【新型コロナウイルスオミクロン株対応ワクチン町集団接種について】
 まず、オミクロン株対応ワクチン集団接種についてです。対象者は1、2回目接種を終了した18歳以上で、最後にワクチンを接種した日から5か月以上経過した方です。使用するワクチンは、ファイザー社オミクロン株対応ワクチンです。
 日程は、11月4日(金曜日)午後3時からと11月5日(土曜日)午前10時からで、会場は中央運動公園総合体育館です。予約については、岡山県共通予約システムまたは町コールセンターからお願いします。
 詳しくは、広報みさき10月号と一緒に配布しているチラシまたは美咲町ホームページをご覧ください。

(義務教育学校)
 令和5年4月の開校に向けて、県北初の義務教育学校「旭学園」は8月8日に安全祈願祭を執り行ったのち、校舎の増築工事に着手しています。9月末に増築棟の基礎工事が完了し、10月上旬から建屋の工事が始まりました。併せて、9月から現在の旭中学校の改修工事を順次行っています。
 「柵原学園」については、令和6年4月の開校に向けて、敷地造成工事が80%以上完了しており、10月末の完了に向けて順調に進んでいます。校舎などの建築工事は12月には着工できるよう準備しています。これまでに大学教授や自治会、PTA代表、小中校長らでつくる開校準備委員会を6回開催し、制服や校章、校歌などを検討していただいています。
 両学園ともに建築工事に併せて、通学路や施設周辺を整備する予定ですので、工事期間中は近隣の皆様、付近を通行される皆様に大変ご迷惑をおかけしますが、引き続きご理解を賜わりますようお願いします。
 また、学習面ではふるさとについて学びを深め、ふるさとの未来を創造する子どもを育成する郷土学習や、一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育成するキャリア教育を踏まえたカリキュラムを計画しています。両学園の開校に向け、熟議を重ね、着実に準備を進めています。

(多世代交流拠点整備)
 役場庁舎を含む多世代交流拠点は、中央地域の交流拠点であるとともに美咲町全体の多世代交流拠点として位置づけています。
 今回の整備に当たっては、基本構想・計画の段階から、限られた財源や人的資源などの制約の中で、可能な限り、町民のみなさんのニーズに対応し、また利便性が向上できるように、「シンプル」で「コンパクト」に、将来の町民のみなさんのニーズや社会環境の変化に「フレキシブル(柔軟)」に対応することができ、そして、「ライフサイクルコスト(建設から解体までの全体の費用)」が抑えられる拠点施設としております。
 これらのコンセプトは、みらいデザイン検討委員会の委員の皆さまや、多くの町民のみなさんの意見を反映して、できあがったものです。このコンセプトを基に、役場庁舎だけでなく、保健センター、図書館、公民館、物産センターなど、いろいろなサービスを集約した施設を国道53号線沿い中央総合体育館横に整備します。
 また、建設資材が急激に高騰する中にあっても安易に建設事業費を増やすことなく、再度、整備の内容を見直すことで、将来の町の負担をできるだけ軽減できるよう十分に配慮しています。
 令和6年10月の完成を目指しています。

(旭地域拠点整備)
 義務教育学校旭学園の開校に伴い、空き校舎となる旭小学校を改修して、旭地域の多世代交流拠点施設を整備します。
 旭総合支所、西川診療所をはじめとして、図書館や岸田吟香記念館、児童館、公民館などに加え、民間事業者への貸しオフィス、店舗など、これからの旭地域の拠点として必要なサービスについて、住民や各種団体代表でつくる旭地域みらいデザイン検討委員会で検討を進めているところです。令和5年3月までに概要を決定し、5年度に工事に着手し6年度早期の完成を目指しています。

(創業支援事業)
 町内の事業活動の活性化や産業振興を目的に、町内で新たに事業を開始する事業者に、創業にかかる経費の2分の1、100万円を上限に支援を行っています。
 令和2年度3件、3年度5件の実績があり、4年度は9月現在7件の申請があります。
 創業を計画されている方は、久米郡商工会、または産業観光課にご相談ください。これからも町内のにぎわい創出のため支援してまいります。

(全国学力テスト)
 今年度の小学校6年生と中学校3年生を対象とした全国学力調査の結果について報告いたします。
 小学校6年生は、国語と算数で県内でいずれも上位クラスでした。中学校も全教科で県内上位クラスでした。昨年度に引き続き、小学校ではよい結果であり、中学校では昨年度よりもよい結果となりました。
 私が何よりうれしいことは、難しい問題にもあきらめずに最後まで取り組むことを表す無回答率の数値は、小学校6年生と中学校3年生の全教科で、全国平均よりとてもよい結果でした。
 このようなうれしい報告は、ここ数年間続いており、美咲町と学校が手を携えてきた教育が、子どもたちの学力向上の成果となって表れていると考えています。
 その教育の重点は、「小中一貫教育」です。中学校区ごとに、中央、旭、柵原各地域それぞれの子どもたちや地域に応じた教育を展開し、小学校6年間と中学校3年間を合わせて、9年間で積み上げてい。
 また、重点の中心は「郷土学」であり、子どもたちが学校で学んだことを、地域の活性化に生かします。子どもたちにとっても自分が生まれ育った地域に貢献するという学ぶ意義がより感じ取れます。
 この郷土学の好事例が、美咲の特産物を活かした商品開発や空き家対策、応援キャラクター「つきのわ古グマ」の作成などで、住民の皆様にもご協力をいただきました。ありがとうございます。
 令和5年度に開校する「旭学園」と同じく6年度の「柵原学園」は、施設一体型の義務教育学校であり、より9年間の教育の積み重ねが進むものと期待しております。
 
(デジタル教科書)
 美咲町でも教育のデジタル化に取り組んでいます。
 美咲町の全小中学校では全生徒にタブレット端末を配備しており、各校でタブレット端末の効果的な授業づくりが充実してきています。また、文部科学省の学習者用デジタル教科書も100%となっており、県下でも教育のデジタル化に先進的に取り組んでいます。

(中央児童公園整備)
 中央児童公園整備につきましては現在、幼児や児童、保護者らが安全で安心し楽しく利用できる公園として整備事業を進めています。
 今月から老朽化し危険だった施設の解体撤去が始まり、新たな遊具を来年3月に設置する予定です。
-設置する遊具のイメージ図(挿入)-
 来春のリニューアルに向けて計画が進んでいますので、子育て世代など多くの方が、楽しくいきいきと子育てできる拠点になればと思っております。

(ふるさと納税)
 ふるさと納税については、令和3年度、美咲町へのふるさと納税寄附額が初めて1億円を超えることができました。
 ご寄付いただいた皆様のご期待に添えるよう素晴らしいまちづくりを進めるとともに、これからも魅力的な町内産品を広くPRしてまいります。
 町民の皆さまも、美咲町を離れてお住まいになられるご家族やお知り合いの方へ、ぜひ、美咲町へのふるさと納税を呼び掛けてください。よろしくお願いいたします。

(まちの予算を知ってもらおう)
 町民に税金の使われ方について関心を持ってもらい、よりよい施策の提言につなげてもらうことを期待して、まちの予算をわかりやすく解説した資料を今年度から作成しています。資料は役場と各総合支所で配布しており、図書館や町のホームページでも見ることができます。
 町民の皆さまの税金を地域の課題解決に有効に活用できるよう政策推進に努めてまいります。

(マイナンバーカード)
 現在マイナポイント第2弾として、マイナンバーカードを取得した人や、健康保険証と紐づけした人などにポイントを付与するキャンペーンを実施中です。
 役場では、本庁舎1階に特設ブースを設置するとともに各総合支所でも、マイナポイントの申込サポートをしています。マイナポイント申込の対象となるマイナンバーカードの申請期限は、令和4年9月末から12月末までに延長となりました。マイナポイントは、消費喚起や生活の質の向上につなげるためにマイナンバーカードを活用して付与します。ぜひこの機会に積極的なカード取得をお願いします。
 マイナンバーカードは、対面でもオンラインでも安全・確実に本人確認を行うことができるデジタル社会の基盤となるもので、各種証明書のコンビニ交付、健康保険証としての利用、新型コロナワクチン接種証明書の取得などその利活用範囲は拡大しています。
 現在、政府全体で「令和4年度末までにほぼ全国民に行き渡ること」を目指しており、本町も普及拡大に向け取組を進めております。
美咲町のマイナンバーカード普及率は、令和4年8月末現在53.2%で、県内自治体で第3位の普及率となっています。
 マイナンバーカードの取得促進の取組として、利便性や安全性を周知するとともに、申請の機会拡大を図るため、月1回から2回程度休日に申請窓口を開設しています。また、希望される町内の企業や地域の自治会、老人クラブ、サロン、学校等へ町職員がお伺いして行う出張申請受付サービスを実施しています。
 

(第19回桃太郎サミット2022in美咲)
 全国の桃太郎が集う「第19回桃太郎サミット2022in美咲」の開催がいよいよ29、30日に迫ってきました。全国に美咲町が桃太郎伝説発祥の地であることを宣言します。
 初日の29日は、中央総合体育館で全国各地にある桃太郎伝説地と比べて、なぜ美咲桃太郎が元祖なのか、「昔話「桃太郎」と美咲桃太郎伝説」と題し、全国桃太郎会連合会の立石憲(のり)利(とし)会長が、全国へ向けて基調提案します。
 また、桃太郎のからくり博物館館長の住宅(すみたく)正人(まさと)さんによる「音で探る桃太郎」、桃太郎研究家の神木(かみき)優(ゆう)さんによるエンタメ「なぜ桃太郎が日本一なのか」など、桃太郎づくしの時間をお届けします。
 展示ブースでは百々人形、吊るし飾り、布絵本や全国の桃太郎紹介のパネル展示など桃太郎に関連したグッズが展示されます。
 2日目の30日は、緑花公園を出発点とした桃太郎の地を巡る健康ウォーキングが実施され、参加者を募集しています。
 中央運動公園多目的広場では、マルシェ「桃TARO EXPO」が開催され、飲食ブースや雑貨ハンドメイドブース、リラクゼーション、ヒーリングなど、県北最大規模、56店舗が出て桃太郎サミットを盛り上げます。
 多くの方にご参加いただき、元祖桃太郎伝説の地として盛り上げていきましょう。

(終わりに)
 朝晩は涼しくなってまいりまいりました。コロナ禍はまだ続きますが、どうぞご自愛ください。
 以上、諸般の御報告とさせていただきます。ありがとうございました。

 


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