飯岡地区の発掘調査見学ツアー(9月16日)
9月16日(火曜日)飯岡地区の発掘調査見学ツアーを開催しました。
講師に、美咲町教育委員会学芸員 田中清美さんと岡山県古代吉備文化財センター統括副参事 石田爲成さんに試堀・発掘の見学と出土品の説明をして頂きました。参加者16名でした。
飯岡コミュニティセンターにて鷲山山麓遺跡試堀および滝谷川遺跡発掘調査について資料を基に学芸員田中清美さんからお話しいただきました。
鷲山山麓遺跡からの出土品(白鳳時代末期から奈良時代初期のもの)を見ながら説明を聞きました。
鷲山山麓遺跡試堀調査現場を見学しました。飯岡廃寺であることが推測されます。
徒歩にて滝谷川遺跡へ移動し、岡山県古代吉備文化財センターの発掘現場仮設事務所で総括副参事石田さんから遺跡の出土品の説明を聞きました。
滝谷川遺跡現場へ移動し発掘状況・今後の計画等を詳しく説明いただきました。
岡山古代吉備文化財センターによる令和7年度の弥生時代後期の竪穴建物2棟、土壙ほかの遺構が確認している。
岡山県古代吉備文化財センターが発掘している滝谷川遺跡は、令和8年3月まで行われます。参加者は、想像以上に広い遺跡に驚き、今後の出土品にも期待していました。
滝谷川を挟んで対地する主馬の奥遺跡、(美咲町教育委員会が発掘調査)へ徒歩にて移動。美咲町教育委員会学芸員田中さんの詳しい説明を聞きました。
主馬の奥遺跡の調査現場では飯岡では産出しない弥生時代中期後半のサヌカイト製の打製石庖丁など、弥生土器が採集されています。
飯岡地区の発掘調査見学ツアーは、鷲山山麓遺跡と主馬の奥遺跡は、調査終了後は、埋め戻し予定のため急遽企画した生涯学習講座でした。周知の時間もなく見たい方も多くおられたかもしれませんが、見学された方は、貴重な見学会になりました。