○美咲町助産の実施及び母子保護の実施に関する規則

平成21年3月31日

規則第25号

(趣旨)

第1条 児童福祉法(昭和22年法律第164号。以下「法」という。)第22条第1項の規定による助産の実施(以下「助産の実施」という。)及び第23条第1項の規定による母子保護の実施(以下「母子保護の実施」という。)並びに法第56条第2項の規定により徴収する費用(以下「徴収金」という。)については、法、児童福祉法施行令(昭和23年政令第74号)及び児童福祉法施行規則(昭和23年厚生省令第11号)に定めるもののほか、この規則の定めるところによる。

(助産施設への入所の手続等)

第2条 法第22条第2項前段の規定による助産施設の入所申込みは、助産施設入所申込書(様式第1号)によるものとする。

2 福祉事務所長(以下「所長」という。)は、前項の申込書の提出があったときは、速やかに、その内容を審査し、助産の実施の要否を決定しなければならない。

3 法第22条に規定する助産の実施は、その妊産婦が次の各号のいずれかに該当するときは、行わないものとする。

(1) 妊産婦の属する世帯の階層区分が別表に定めるD階層であるとき。ただし、D階層であってもその市町村民税所得割の額が19,000円までの場合で真にやむを得ない特別の事由があると所長が認めるときは、この限りでない。

(2) 妊産婦の属する世帯の階層区分が別表に定めるA階層及びB階層である場合を除いて、出産一時金が488,000円であるとき。

4 所長は、助産の実施を行うことを決定したときは、その旨を助産施設入所承諾通知書(様式第2号)により申込書を提出した妊産婦及び助産施設の長に通知するものとする。

5 所長は、助産の実施を行わないことを決定したときは、その旨及び理由を助産施設入所不承諾通知書(様式第3号)により申込書を提出した妊産婦に通知するものとする。

6 所長は、助産の実施を行う前に、助産の実施理由の消滅その他の事由により当該助産の実施を解除することを決定したときは、その旨を助産実施解除通知書(様式第4号)により当該妊産婦及び助産施設の長に通知するものとする。

(母子生活支援施設への入所の手続等)

第3条 法第23条第2項前段の規定による母子生活支援施設への入所申込は、母子生活支援施設入所申込書(様式第5号)によるものとする。

2 所長は、前項の申込書の提出があったときは、速やかに、その内容を審査し、母子保護の実施の要否を決定しなければならない。

3 所長は、母子保護の実施を行うことを決定したときは、その旨を母子生活支援施設入所承諾通知書(様式第6号)により申込書を提出した保護者及び母子生活支援施設の長に通知するものとする。

4 所長は、母子保護の実施を行わないことを決定したときは、その旨及び理由を母子生活支援施設入所不承諾通知書(様式第7号)により申込書を提出した保護者に通知するものとする。

5 所長は、母子保護の実施期間の満了前に、母子保護の実施理由の消滅その他の事由により当該母子保護の実施を解除することを決定したときは、その旨を母子保護実施解除通知書(様式第8号)により当該保護者及び母子生活支援施設の長に通知するものとする。

(費用の徴収)

第4条 所長は、助産の実施又は母子保護の実施を行ったときは、法第56条第2項の規定により本人又はその扶養義務者(以下「納入義務者」という。)から徴収金を徴収する。

2 前項の徴収金の額は、別表に定めるとおりとする。

3 納入義務者は、所長の定める期日までに徴収金を納入しなければならない。

(徴収金の減免)

第5条 所長は、納入義務者が災害その他やむを得ない事由により徴収金を納入することが困難であると認めるときは、徴収金の額を減額し、又は徴収金の納入を免除することができる。

2 前項の規定により徴収金の減免を受けようとする納入義務者は、徴収金減免申請書(様式第9号)を所長に提出しなければならない。

3 所長は、前項の規定による申請書を受理したときは、審査の上、入所費用の額を決定し、助産施設・母子生活支援施設入所費用減免(却下)決定通知書(様式第10号)により申請者に通知するものとする。

(その他)

第6条 この規則に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。

(施行期日)

1 この規則は、平成21年4月1日から施行する。

(経過措置)

2 この規則の施行の際、現に児童福祉法施行細則(昭和27年岡山県規則第43号。以下「県規則」という。)の規定により岡山県美作県民局長に対して申請その他行っている行為で、この規則の施行日以後において美咲町福祉事務所長が管理し、及び執行することとなる事務に係るものは、法令に別段の定めがあるものを除き、美咲町福祉事務所長に対して行った申請その他の行為とみなす。

3 この規則の施行に際し、現に県規則に規定する様式により使用されている書式は、この規則に規定する様式によるものとみなす。

(令和2年3月23日規則第15号)

この規則は、公布の日から施行する。

(令和2年12月11日規則第39号)

この規則は、令和3年1月1日から施行する。

(令和3年3月30日規則第14号)

この規則は、公布の日から施行し、令和3年1月1日から適用する。

(令和4年3月30日規則第25号)

この規則は、令和4年4月1日から施行する。

(令和5年12月15日規則第33号)

この規則は、公布の日から施行し、令和5年4月1日から適用する。

別表(第2条、第4条関係)

徴収額表

助産の実施の開始日における妊産婦の属する世帯及び各月初日における母子生活支援施設入所世帯の階層区分

助産施設

母子生活支援施設

階層区分

定義

徴収額(助産の実施期間中の額)

徴収額(月額)



A

生活保護法による被保護世帯(単給を含む。)及び中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律による支援給付受給世帯

0

0

B

A階層を除き当該年度分の市町村民税非課税世帯

2,200

1,100

C

A階層を除き当該年度分の市町村民税の課税世帯であって、その市町村民税の額が均等割の額のみの世帯(所得割の額のない世帯)

4,500

2,200

D1

A階層及びC階層を除き当該年度分の市町村民税の課税世帯であって、その市町村民税所得割の額の区分が次の区分に該当する世帯

9,000円以下

6,600

3,300

D2

9,001円から27,000円まで

9,000

4,500

D3

27,001円から57,000円まで

13,500

6,700

D4

57,001円から93,000円まで

18,700

9,300

D5

93,001円から177,300円まで

29,000

14,500

D6

177,301円から258,100円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が41,200円を超えるときは41,200円とする。)

20,600

D7

258,101円から348,100円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が54,200円を超えるときは54,200円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が27,100円を超えるときは27,100円とする。)

D8

348,101円から456,100円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が68,700円を超えるときは68,700円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が34,300円を超えるときは34,300円とする。)

D9

456,101円から583,200円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が85,000円を超えるときは85,000円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が42,500円を超えるときは42,500円とする。)

D10

583,201円から704,000円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が102,900円を超えるときは102,900円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が51,400円を超えるときは51,400円とする。)

D11

704,001円から852,000円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が122,500円を超えるときは122,500円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が61,200円を超えるときは61,200円とする。)

D12

852,001円から1,044,000円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が143,800円を超えるときは143,800円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が71,900円を超えるときは71,900円とする。)

D13

1,044,001円から1,225,500円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が166,600円を超えるときは166,600円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が83,300円を超えるときは83,300円とする。)

D14

1,225,501円から1,426,500円まで

その月のその措置児童等にかかる措置費等の支弁費(全額徴収。ただし、その額が191,200円を超えるときは191,200円とする。)

その月のその入所世帯にかかる措置費等の支弁額(全額徴収。ただし、その額が95,600円を超えるときは95,600円とする。)

D15

1,426,501円以上

全額徴収

全額徴収

備考

1 この表のC階層における「均等割の額」とは、地方税法(昭和25年法律第226号)第292条第1項第1号に規定する均等割の額をいい、D1~D15階層における「所得割の額」とは、同項第2号に規定する所得割(この所得割を計算する場合には、同法第314条の7、第314条の8、同法附則第5条第3項、附則第5条の4第6項及び附則第5条の4の2第6項の規定は適用しないものとする。)の額をいう。

なお、同法第323条に規定する市町村民税の減免があった場合には、その額を所得割の額又は均等割の額から順次控除して得た額を所得割の額又は均等割の額とする。

2 所得割の額を算定する場合には、措置児童等及びその措置児童等の属する世帯の扶養義務者が指定都市(地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の19第1項の指定都市をいう。以下同じ。)の区域外に住所を有する者であるときは、これらの者を指定都市以外の市町村の区域内に住所を有する者とみなして、所得割の額を算定するものとする。

3 児童の属する世帯の階層がB階層と認定された世帯であっても、次に掲げる世帯である場合には、上表の規定にかかわらず、当該階層の徴収額は、0円とする。

(1) 「単身世帯」…扶養義務者のいない世帯

(2) 「母子世帯等」…母子及び父子並びに寡婦福祉法(昭和39年法律第129号)第6条第1項に規定する「配偶者のない女子」及び同条第2項に規定する「配偶者のない男子」であって、民法(明治29年法律第89号)第877条に基づき現に児童を扶養しているものの世帯

(3) 「在宅障害児(者)(社会福祉施設に措置された児童(者)、児童福祉法第24条の2により障害児入所施設を利用する児童、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(以下「障害者総合支援法という。」)(平成17年法律第123号)第6条の自立支援給付の受給者(障害者総合支援法第5条第6項、第7項、第12項、第13項及び第14項のサービスに限る。)又は障害者総合支援法附則第22条の特定旧法受給者を除く。)のいる世帯」…次に掲げる児(者)を有する世帯

ア 身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)第15条に定める身体障害者手帳の交付を受けた者

イ 療育手帳制度要綱(昭和48年9月27日厚生省発児第156号)に定める療育手帳の交付を受けた者

ウ 特別児童扶養手当等の支給に関する法律(昭和39年法律第134号)に定める特別児童扶養手当の支給対象児、国民年金法(昭和34年法律第141号)に定める国民年金の障害基礎年金手当等の受給者

エ 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年法律第123号)第45条に定める精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者

(4) 「その他の世帯」…保護者の申請に基づき、生活保護法(昭和25年法律第144号)に定める要保護者等特に困窮していると児童福祉法第56条の規定による都道府県又は市町村の長が認めた世帯

4 同一世帯から2人以上の児童等が入所している場合においては、その月の徴収額の最も多額な児童等以外の児童等については、この表の徴収額に0.1を乗じた額をもってその児童等の徴収額とする。

5 助産の実施に係る妊産婦に出産一時金があるときは、当該妊産婦に係るこの表の適用については、その出産一時金の額にB階層にあっては20%、C階層にあっては30%、D階層のうち市町村民税所得割の額が19,000円までの場合にあっては50%をそれぞれ乗じて得た額をこの表の徴収額に加えるものとする。

6 月の中途に母子生活支援施設に入所し、又は母子生活支援施設を退所した場合における当該月の徴収額は、徴収額に当該月の入所日数を乗じて得た額を当該月の実日数で除して得た額(その額に1円未満の端数があるときは、これを切り捨てるものとする。)とする。

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美咲町助産の実施及び母子保護の実施に関する規則

平成21年3月31日 規則第25号

(令和5年12月15日施行)