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5.他に歯のためにできることはあるかな?

印刷用ページを表示する 更新日:2019年8月16日更新

(1)しっかり噛む

しっかり噛むことができるようになると、固い物を食べられるようになるだけでなく、唾液もよく出るようになります。唾液は歯をきれいにしてくれたり、むし歯菌の働きを弱めたり、歯を丈夫にしてくれたりします。

よく噛むことができるようになることで、唾液がしっかり出て、歯の洗浄効果が高まります。よく噛むことでむし歯になりにくいといういい効果がたくさんあります。

・唾液の分泌がよくなりむし歯予防になる

・歯茎をマッサージして歯肉炎を防ぐ

・肥満を防ぐ

・歯並びがきれいになる

・脳の発達、味覚の発達を助ける

・あご・舌・頬の動きがよくなり、食事を上手に食べられる子どもになります。

(2)フッ化物

フッ化物は、むし歯になりにくい歯を作る手助けをしてくれます。

1)歯の再石灰化の促進

2)酸に強い歯にする

3)むし歯菌の働きを弱める

フッ化物配合の歯磨き剤や、洗口剤を上手に活用しましょう。美咲町の幼児健康診査でもフッ化物塗布を行っています。

かかりつけの歯科医院で定期的に塗布してもらうのもいいですね。

しかし、フッ化物は補助的なものであり、毎日の歯磨きが大前提のものです。毎日の歯磨きを怠ると、むし歯になってしまいます。

(3)フロス

歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間にはフロスが効果的です。アメリカでは歯磨きの時にフロスを使うことが社会的ステータスになっているそうです。

むし歯予防だけでなく、生活習慣病の予防のためにも家族みんなでフロスを使う習慣がつけれるといいですね。1日1回夜の仕上げ磨きの時にするだけでも効果的です。

(4)キシリトール

むし歯菌はショ糖という糖をエサにして歯垢(ネバネバ)を作ります。

しかし、同じ糖でもキシリトールはむし歯菌のエサにならないので、むし歯の原因になる歯垢を作りません。歯磨きでもむし歯菌が落ちやすくなる効果があります。

さらに、歯垢を作らなくなったむし歯菌が子どもの口にうつったとしても、むし歯を作りにくいことがわかっています。

子どもが生まれる前から、親や家族がキシリトールでむし歯菌を変えていると、子どものむし歯も少なくなります。

(5)子どもの味覚を育てる

離乳食から3歳までは、いろいろな味覚を身に着けるスタート地点です。特に、離乳食は生まれて初めて食べる大切な食事です。

体の基礎をつくる大事な時期なので、いろいろな食材にチャレンジするために、また、何でも食べられるようになるために、五感(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)を感じられるよう、新鮮な魚や野菜を繰り返し与えて、食べ物のおいしさを教えてあげましょう。

子どもが好むものだけ与えると、「食べられる物が偏って、十分な栄養が摂れない」など困ったことが起こります。

3歳までに様々な食材の素材の味を体験することで、食べられる物が増えていきます。

最後に...

子どものむし歯についてたくさん説明をしましたが、意識するところ、大切なことは以下の3つです。

歯と口の健康に大切なこと

幼児期のむし歯を予防することは、その子の一生の歯と口の健康を守ることに繋がります。そして、予防のカギとなるのは、その子の親・家族・周りの大人です。

お子さんが2人目、3人目と増えてくると、一人一人を丁寧に仕上げ磨きすることが難しくなったり、上の兄弟に合わせてお菓子や炭酸ジュースが増えたりしがちです。なので、下の子ほどむし歯になりやすいようですので、注意してあげましょう。

周りの大人が子どもの毎日の歯磨き、おやつ、生活リズムに気を付けてあげることで、子どもの健やかな健康を守っていきましょう。


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