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美咲町の文化財(国指定重要文化財)

印刷用ページを表示する 更新日:2019年11月15日更新

本山寺 本堂

所在地:美咲町定宗403

国指定重要文化財(大正12年3月28日指定)

 本山寺

 本山寺の開山は、700年頃に役行者(小角)が修行した場所と伝えられています。『本山寺伝』によると、頼観上人が新山寺を開いて約50年後に唐(中国)の高僧鑑真が来て、本山寺と名を改め、伽藍を興したとあります。浄土宗の開祖法然上人との縁も深い寺で、長承元(1132)年に法然上人の両親が参詣して、子宝祈願をしたところ法然上人を授かったといわれています。現存している本堂は、観応元(1350)年に再建されたものです。桁行5間、梁間5間、寄棟造で屋根は桧皮葺。正面に江戸時代の唐破造の向拝が付き、柱は松材の円柱(赤松の芯をはずして円柱にしたもの)で直径平均1尺6寸4分あり、岡山県下に現存する古建築中最大の円柱で、吉備津神社の本殿・拝殿(国宝)より4分だけ太い。柱が太い程、年代も古くなり鎌倉時代の建物は長福寺(英田郡)、南北朝時代は本山寺本堂・三重塔と吉備津神社南随神門の2棟のみである。内陣の奥正面には、和様と禅宗様折衷の須弥壇を据え、千鳥唐破風入母屋造の宮殿型の厨子を置いて、本尊の聖観音と十一面観音が安置されています。

 

本山寺 三重塔

 所在地:美咲町定宗403

 国指定重要文化財(昭和55年12月18日指定)

 本山寺本山寺本山寺本山寺本山寺

 承応元(1652)年、津山藩二代目藩主森長継により再建されました。塔の総高約26.5mあり、三間三重の杮葺きで、内部には五智如来が安置されています。岡山県下14基中、最大規模を誇ります。三つの屋根が適度に保って重なり、その軒先が快い反転をみせているなど、近世の塔建築中の秀作に挙げられています。四方の扉の文様は異なります。初重隅木下には力士像があり、四隅の尾垂木上に中腰の状態で力強く隅木を支えていて、それぞれ違った邪悪の面相をしていて意匠や支持材の役割以外に隅鬼と同じく厄払いの役割があると思われます。昭和62(1987)年に7月1日に全解体修理が行われ、2年後の12月31日に完成しています。

 

本山寺 宝篋印塔(ほうきょういんとう)

所在地:美咲町定宗403

国指定重要文化財(石造美術)(昭和31年6月28日指定)

本山寺  本山寺

  三重塔南に所在。南北朝時代、建武2(1335)年に建立。総高1.8m。正面には「大願主僧覚清」側面に「建武二年六月十一日」が刻まれ、南北朝時代の様子を伝える国指定の宝篋印塔は県下唯一のものです。

 

 

 


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