岸田 吟香の紹介
岸田吟香は天保4年(1833年)4月28日に久米北条郡中垪和村(現在の久米郡美咲町栃原)で父、秀次郎、母、小芳の5男3女の長男として生まれる。明治38年(1905年)6月7日に72歳で亡くなるまで、あまりにもいろいろな面で活躍しており、その事業も今の時代を先取りしたものといっても過言ではない。従って、激動の時代を走りぬけた先駆者のほんの一部しか紹介できないので、吟香の偉大さを十分理解いただけないと思われる。有名な岸田劉生は、吟香の四男であり、五男の辰彌は宝塚歌劇団の演出家でわが国のステージに初デビュー、モン・パリを送り出し、ラインダンスを考案した人です。
吟香の主な業績
・和英・英和辞書の編集・印刷
・日本で最初の邦字新聞の発行
・横浜〜東京間の定期航路運行開始
・目薬「精リ水」の製造、販売を始める
・横浜新報・もしほ草創刊
・氷製造販売業
・東京日々新聞の創刊、入社、活躍
・日本最初の従軍記者
・盲唖学校の創設者
・日中友好に尽くす
・広告の先覚者